ガセリ菌を含む食品やサプリの内臓脂肪に与える効果

ガセリ菌は腸内環境を整える善玉菌で、人間由来の乳酸菌の一つです。腸への定着率が高く、摂取後およそ90日間以上も生き続けるという特徴があります。さらに近年このガセリ菌を摂取することによって、内臓脂肪が減少することが判明しました。その上、皮下脂肪も減らす作用が認められ、メタボリックシンドロームの改善にも効果的とわかりました。メタボリックシンドロームでは、男性ではウエスト85cm以上、女性では90cm以上が基準とされています。さらに血圧や血糖値、コレステロール値などが基準値を超えていれば、メタボリックシンドロームと診断されます。また、例えば高脂肪食を摂り続けていると細胞に炎症が生じますが、普段からガセリ菌を摂取していると、この炎症が抑えられるため、メタボリックシンドロームの予防になります。さらに内臓脂肪が多くなると、脂肪細胞からアディポサイトカインという成分が分泌されます。アディポサイトカインは、脂肪細胞から分泌されている物質の総称で、たんぱく質からできており、体内で良い働きをする善玉と、悪い影響を与える悪玉とがあります。内臓脂肪の増加によって分泌が促進されるのは、悪玉アディポサイトカインの方です。体内にこの悪玉アディポサイトカインの量が増えると、速やかに血圧が上がり、さらに血栓が作られやすくなります。その他、血圧の上昇は遊離脂肪酸の上昇に結び付きます。通常、肪細胞内にある中性脂肪は分解されて血液中に放出されますが、その中でもコレステロールのようにエステル化していないものを遊離脂肪酸と呼んでいます。この遊離脂肪酸の上昇は、真性糖尿病や甲状腺機能亢進症などでも見られる状態です。そしてこの状態は、中性脂肪値を上昇させ、コレステロール値も悪化します。このように内臓脂肪の増加によって、生活習慣病が生じるリスクが高まるため、特に健康に不安を持つ中高年層の人は、ガセリ菌を摂取することが望ましいです。食品としてはヨーグルトや、ヨーグルトを含んだドリンクなどに含まれていますが、サプリメントを利用すると効率良く摂取できます。尚、気を付けたい事として、乳酸菌には250以上もの種類があり、それぞれ働きが異なります。免疫力を向上させる乳酸菌や、インフルエンザ予防や風邪予防になる乳酸菌、さらに便秘改善や優れた美肌効果のある乳酸菌もあります。内臓脂肪を減少させるのはあくまでもガセリ菌なので、注意します。